top of page

「パワプロ2010」で描かれたその後の兄弟

  • 2025年11月20日
  • 読了時間: 4分

更新日:2025年12月15日

「パワプロ7」だけでもだいぶお腹いっぱいですが、猪狩兄弟の物語にはまだ続きがあります。それが「パワプロ10」のサクセスです(※管理人は「2010」はプレイしておらず、それのリメイクである「2024-2025」のみプレイしているためセリフなどはこちらからの引用になります)


「2010」では進は「7」に引き続きオリックスの選手として活躍しています。ルーキーだった「7」の進とは異なり、監督から試合の全指揮を任せられるようなチームの中枢選手となっていました。また、猪狩兄弟は「球界の最強兄弟」と呼ばれるほどの選手になっているもよう。

 かつて進とバッテリーを組んでいた神童は、レギュラーリーグの「レッドエンジェルス」に移籍していました。しかし「レッドエンジェルス」は捕手の人材が不足しているらしく、神童は盗塁や捕逸の連続で苦しめられています。

 そんな神童のニュースを観ていた進は思い悩むような様子を見せます。


 進は試合で調子が振るわないらしく、心ここにあらずな状態でした。

 そんな進がテレビでニュースを観ていると、進が住んでいるマンションに守が突然やってきます。「進……あのプレーはなんだ?」と訊ねる守に、進は「調子がよくなかっただけだよ」と答えます。

 進は守が部屋にくる前に慌ててテレビを消していましたが、守はそれをわかっていたようにテレビをつけます。テレビの中では、またもや神童が全力を出せずに苦しめられている姿が報道されていました。

 モニターに映る神童を見ながら、守は「進、行きたいんだろう?」と切り出します。驚く進に、守は「神童さんの投球を最高に引き出すリードができるのはオマエだけだ」と続ける。

 捕手と息が合わないことによって全力を出すことができず苦しめられている神童。もともと神童とバッテリーを組んでいた進であれば彼の力を引き出すことは可能でしょうが、チームの中枢を担う選手という立場もあり神童を助けたくても容易には動けないのでしょう。

 守は続けます。「オマエはプロに入ってから変わった。学生時代のボクについてくるだけのオマエではなくなった。選手の能力を引き出す才能を神童さんがオマエから見つけ出し、伸ばしてくれた」

 そして、最後には「今度はオマエが神童さんにお礼をする番だな。なーに日本球界はボクたちに任せろ」と、迷っている進の背中を押してあげます。守は「……兄さん。ありがとう」と礼を述べる進に「いい顔になったな」と告げてその場を後にするのでした。

 守が帰ったあと、進は心の中で「兄さん、ありがとうございます。僕はもう迷いません」と守に再度感謝の言葉を述べるのでした。


「がんばってこい、進」

「はい。兄さんは日本で、僕はアメリカで頂点を目指しましょう!」

 その後、日本シリーズでオリックスとジャイアンツの試合が終わったあと、守と進はお別れの挨拶を交わします。

「来年は日米代表試合の年。いろいろ楽しくなりそうだな」と、次に対決できる日を楽しみにする2人。「オマエは必ず代表になれるさ。なぜならオマエはこの猪狩守の弟なんだからな」と進を激励する守に対し、進も「ならお互い安心ですね。だって兄さんは猪狩進の兄ですもんね」と笑顔で返します。

 かつての進であれば、守の発言を笑顔で流したあと心の中で落ち込んでいそうなところですが、いまの進はそれを受け入れつつウィットに富んだ返事をしています。そんな進に守も「言うようになったな」と笑顔を浮かべるのでした。

 進は悩み苦しんだ結果として「猪狩守の弟」である自分を捨てるのではなく、それも自身の一部であるとしたうえで「猪狩進」という自己を確立できたのだなと思えてここもまた感慨深い。


 オリックスの司令塔としてシーズンを戦い抜くという役目を終えた進は、主人公やチームメイト達に見送られながら日本を後にします。

 進の姿が消えたあとは「その後、猪狩進は神童選手と同じアメリカ、レギュラーリーグのレッドエンジェルスに入団。のちに、神童裕二郎選手とのバッテリーは日本人最強バッテリーと言われることになる」というモノローグが入り物語は終わります。

 EDムービーではマウンドに立つ守のイラストが最初に流れ、続けて阿畑さん、あおいちゃんなどレギュラーキャラのイラストが流れたあと、いちばん最後に進のイラストが流れます。大きな荷物と航空チケットを手にし、飛行機を見上げる進。その顔にもう憂いは見えませんでした。 


 今回のサクセスは進が主人公なのでは? と思えるような素敵な演出なのでした。

​進くんの人物像やその魅力、選手としての性能などを紹介しています。

​進くんをとりまく個性豊かなキャラクター達を紹介しています。

​本編とは別の未来を辿ったもうひとりの進くんについて説明しています。

​※当サイトは非公式ファンサイトです

bottom of page