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甘い毒と柑橘の温もり ※R-15
神童さんを追いかける形で渡米してから一ヶ月。アメリカでの生活にも少しは慣れてきて、新しいチームメイト達とも徐々に打ち解けてきた。 僕の移籍理由はチームメイト達にも知れ渡っているらしく、「Is he your boyfriend?」なんて冷やかされることもある。神童さんはそれを否定も肯定もせず、「彼は僕の大切なパートナーだよ」と、曖昧に返してごまかしていた。 僕はというと、神童さんのようにうまくかわせるほど器用ではなく、苦笑いを浮かべることしかできない。そんなときも神童さんが横から会話に割り込んでフォローしてくれるのが常だった。 「ほら、進くんが困っているだろう。あまりしつこいと午後のフリーバッティングで内角の低いところを執拗に攻めてしまいそうだ」 神童さんが遠回しに凄むと、チームメイト達は諦めて肩を竦めて去っていく。この辺の線引きがしっかりしているのは彼らのいいところではあった。 神童さんは、僕がどんなに踏み込もうとしても、いつも静かな笑みを湛えてかわしてしまう。その柔らかくも絶対的な壁の向こう側に、僕はまだ一度も触れたことがないような気
9月28日読了時間: 13分


守進 ※女体化R-18
パワアド設定&後天的女体化ネタです。 入学して一年が経ち、アカデミーでの生活にも慣れてきた頃、ススムの身にとある災難が降りかかった。いや、むしろ僥倖だったのかもしれないが――いずれにせよ、珍事と言って差し支えない出来事には間違いなかった。 「ねえねえススムくん! ボク新しい魔法の研究をしてるんだけど、よかったら実際に受けてみて助言をくれないかな? いろんな人の意見を聞きたいんだ」 一学年上の生徒であるアオイに声をかけられ、ススムは手にしていた書籍から視線を上げる。 皇子でもあり後輩でもあるススムにこうして気さくに頼ってくれるアオイは、ススムにとって接しやすい相手の一人だった。 そんなアオイの頼みなのだ、断る理由もないだろう。もちろん、アオイであれば他人を危険な魔法の実験台になどしないだろうという信頼関係があるからこそだが。 「はい。いいですよ、アオイさん。僕もアオイさんの魔法に興味があります。もちろん魔法の種類にもよりますが……」 「そう来なくっちゃ!」 ススムの快諾にアオイは満面の笑みを浮かべた。 「それで、どんな魔法なんですか?」.
7月26日読了時間: 20分


境界線 ※R-18
※「秘め事」のマモル視点です。 焚き火の燃え殻がパチリと小さな音を立てて爆ぜる。マモルは火掻き棒を操りながら、その音だけが支配する静寂の中に身を置いた。 星空の下で野宿するのはもう何度目だろうか。最初は獣の気配に怯えていたススムも、今では疲れ果てた顔でぐっすりと眠っている。 汗で額に貼り付いた前髪。幼さの残る輪郭。規則正しい寝息が夜気を揺らす。焚き火の赤い光と月明かりが交互に映るその顔を、マモルはじっと眺めていた。 「ススム」 名を呼ぶだけで胸の奥が締め付けられる。 皇子としての仮面を脱ぎ捨てた瞬間の、この焼けるような感情。幼い頃からずっと守り続けてきた弟に対して、いつからこんな醜い欲望を抱くようになったのだろう。 ――違う。 マモルは胸中で苦々しく呟く。 本当は昔からその兆候があったのだ。自分が認めていなかっただけで。兄という立場がその情動を押さえつけ、欲望に蓋をし続けてきたのだ。だが、いまは―― 周囲に誰もいない。従者も護衛もいない。完全に二人きりだった。 その事実がマモルの自制心をじわじわと侵食していく。抑え込んでいた何
6月25日読了時間: 11分


秘め事 ※R-18
※パワアド設定ですが、キャラの性格や口調はパワプロ寄りです。 野宿にもずいぶん慣れてきたように思う。狩りをして肉を手に入れて、食べられる野草を選別して、夜は交代で火の番をする。王宮での生活とはまるきり異なるその営みも、兄と二人であれば苦にはならなかった。 そんな旅路を幾日も続けたある日の夜中、ススムはふと眠りから目が覚めた。薄目を開けると焚き火は既に小さくなっており、赤い残り火だけが夜の闇の中で揺らめいている。 「兄さん……?」 火の番をしているはずの兄の姿がないことに気づき、ススムはゆっくりと身を起こした。夜風が肌を撫で、湿った空気が肌を包み込む。 焚き火の明かりの届かない木々の合間から気配を感じ、薄闇の中で目を凝らすと人影が見えた。月明かりに照らされた長身の姿は、まごうことなく兄のものだ。 隠れるようにして何をしているのか――そう疑問に感じたのちに、思い浮かんだのは「用を足しているのかもしれない」という可能性だった。そうなのであれば、声はかけないほうがいいだろう。 そう思ったススムが再び瞼を閉じようとした時、遠くに見える兄の姿が微
6月1日読了時間: 6分


ススムくん危機一髪 ※R-18
パワアド設定です。タイトルはコミカルですが内容は痛めのモンスター姦です。アルラウネによる触手姦とゴブリンによる輪姦が含まれます。また、性描写として以下の内容を含みます。 ・汚喘ぎ(ひぎぃ系) ・陰部の拡張および出血 ・卵の産み付け→体内で孵化 ・尿道攻めに伴う失禁 ・NTRっぽい雰囲気 ・腹パンからの逆噴射 英雄の塔――数多の冒険者たちが自らの腕を試すために挑み、あるいは競い合う、冒険者の登竜門とも呼べるダンジョンである。 アカツキ帝国の皇子であるススムまた、兄のマモルと共に研鑽を積むためにこの塔に挑んでいた。だが、激しい戦闘のさなかにマモルとはぐれてしまったのである。 ススムの役割は僧侶として兄のマモルを援護すること。ススム自身にモンスターを討伐する力はなく、単独での行動はより危険を伴う。 もし今モンスターと遭遇してしまったら――ススムはそんな不安を抱えながらマモルと合流すべく塔の中を進んでいた。 「困ったな。せめて他の冒険者と合流できればいいんだけど……ん?」 薄暗い石畳の通路が続く中、ススムは何かの気配を察して足を止め
4月19日読了時間: 24分
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